メカニカル部品
- アンギュラ玉軸受と深溝玉軸受を用いたスピンドルにおける、ボールベアリングの基本的な使用法を説明する。軸方向と半径方向の荷重を受けるアンギュラ玉軸受の組み合わせ軸受と半径方向の荷重を受ける深溝軸受を両端に配置した高精度回転を行う回転体の構造図を図1に示す。 図1.回転体の構造
- ボールベアリングの最高回転数とその考え方をボールベアリングの幾何学を元に説明する。 ボールベアリングの最高回転数が同程度の内径φ20のボールベアリングを取り上げてみると、表1に示す数字となっている。 表1.ボールベアリングの最高回転数
- ベアリングの正しい取り外し方法を知れば、軸やベアリングを極力傷つけずにベアリング交換が可能となる。また、交換作業のために必要な加工を部品の設計に盛り込める。そのための、ベアリングの取り外し方法・工具等について解説する。 ベアリングの取り外し方法 ベアリングの取り外し治具 ベアリングの取り外し方法 一般的なベアリングの取り外しには、以下3種の方法がある。 ・治具を使用する(内輪を外す) ・プレス機を使用する(内輪を外す) ・ハウジング側からベアリングに外力をかける(外輪を外す) 図1のように軸にはまったベアリングを外すには、治具を使用する方法がある。 図1.ベアリング取り外し治具使用例
- ベアリングには精度によって等級が決められている。等級のことから許容差までをわかりやすく解説する。 ベアリング等級とは ベアリングの許容差とは ベアリング等級とは ベアリングにはJISやISOで精度別で等級が決められている。等級には0級を普通等級として、2級まで(全5種類)ある。主なベアリングの精度等級を以下の表1にまとめた。 表1.ボールベアリングの精度等級
- 実際に無給油ブッシュが身の回りのどのような分野でどのような機械に使用されているのか、表1で使用環境別に使用されている無給油ブッシュについてその分野、使用部などを紹介する。 表1.無給油ブッシュの使用分野や使用時の条件・ポイント
- 直線運動をする際にも摩擦は発生する。その摩擦を低減するための機械装置があり、その装置で精密な位置決めをするときに使われるのが主に転がり摩擦を利用した直動機構部品である。(直動とは、直線運動のこと。まっすぐに直線運動をするときの、摩擦を低減させる機械装置の位置決め機構に欠かせない機械要素部品が直動部品である)無給油ブッシュは、直動機構部品としても使われる滑り摩擦を利用した案内部品である。以下に、無給油ブッシュとその他の機構部品との違いについて説明する。 表1.各種直動機構部品の違い
- 無給油ブッシュとは「無給油」あるいは「給油回数を少なくできる」すべり軸受である。無給油ブッシュの特徴と歴史を絡めて紹介する。
- 機械の回転に欠かせない、モノの回転をなめらかにして、摩擦を減らすベアリングには、機械の重量や動きによって、さまざまな荷重がかかる。そのため機械の用途や構造に適したベアリングを選定しなければいけない。今回は、転動体を使った「転がり軸受」の代表的な種類とその特徴を紹介する。
- 幾何学で論ずることが出来る、ボールベアリング構造をその組み立て手順を元に解説し、設計する際、理解しておく必要があるボールベアリングの姿かたちについて説明する。 回転ボールベアリングの構造を深溝のボールベアリングを取り上げて示す。図1に一部を断面した深溝軸受を組み立てた外観の写真を示している。 図1.深溝ボールベアリング 構成部品と機能は以下の通りである。
- 本記事では、ベアリングと滑り軸受の違いを解説し、ベアリング2種類の特徴を解説する。 ベアリングと滑り軸受の違い ボールベアリング(玉軸受)の特徴 ローラベアリング(ころ軸受)の特徴 ベアリングと滑り軸受の違い ベアリングと滑り軸受には図1に示すような違いがある。 図1.転がり摩擦と滑り摩擦タグ: