刻印付きストレートコアピン−凸文字タイプ−は、成形品の表面に凹文字を転写させるために開発された商品です。
従来の刻印付きストレートコアピンを使用した場合には、所望する文字が成形品の表面から凸の状態で文字転写がなされていました。
成形品の表面から文字が凸となっておりますため、文字部分が他の成形品と勘合する部分や機能上凸形状が許可されない部分へは、刻印文字を配置することができませんでした。
凸文字タイプ刻印付は、コアピンの天面に凸文字を形成しておりますので、成形品の表面には凹文字が転写されます。したがいまして、従来不都合が生じていた成形品の部分にも刻印文字を配置することが可能になります。
コアピンの直径は、φ1~4までのラインナップがなされております。
凸文字の高さは0.05mmで、文字幅は最狭部幅で0.03~0.1mmとなっています。
コアピンの材質は、SKH51を使用し、硬度は58~60HRCです。
文字タイプは、現在のところ、アルファベットと数字のみとなっています。
一方、コアピンと同様にの趣旨で、ストレートエジェクタピンも開発されました。
こちらは最小直径1mm~最大直径4mmで、全長はタイプにもよりますが40~250mmです。
材質はSKH51で、硬度は58~60HRCです。